足関節捻挫

 

【足関節捻挫とは?】

 

足首を捻ってしまい、本来の可動域を超えて足首周囲の靭帯を損傷した状態です。

内側に捻る内反捻挫が起こりやすく、ジャンプの着地時に相手の足に乗ってしまったりストップや切り替えし動作の際に受傷しやすいです。

 

 

 

【足関節捻挫の症状】

 

痛み、腫れ、内出血、歩行時の痛み、可動域制限などの症状がみられ、重症になるほど

強く現れます。受傷しやすい内反捻挫では外側の靭帯を損傷するため外くるぶし周囲に痛みや腫れがあります。足の甲や内くるぶしにも腫れや内出血がみられることもあります。

 

 

 

【足関節捻挫の治療法】

 

急性期(受傷~約72時間)には内出血と腫れを抑えるためRICE処置が重要です。

R:rest(休養)Iicing(冷却)Ccompression(圧迫)E:elevation(挙上)がRICE処置です。これらを行うことで炎症反応を最小限にすることが期待できます

痛みや腫れが徐々に引いてきたら、可動域を回復させるエクササイズを行ったり周囲の

筋力強化をします。

 

 


シンスプリント

【シンスプリントとは?】

 

正式には「脛骨過労性骨膜炎」といいます。脛骨とはすねの骨のことで、脛骨にはたくさんの筋肉が付着しています。骨に直接くっついているのではなく、骨を覆っている膜(骨膜)に付着しています。スポーツ活動でそれらの筋肉が収縮して、付着している骨膜を引っ張ることで炎症が起こります。

 

 

 

【シンスプリントの症状】

 

初期は運動開始時や終了後にすねの辺りに不快感や軽い鈍痛を感じます。筋肉が骨膜に付着するライン(脛骨の内側下1/3あたり)に沿って痛みがあります。症状が進むと運動中ずっと痛みがあり、最終的に日常生活にも痛みが伴うようになってしまいます。

 

 

 

【シンスプリントの治療法】

 

急性期には局所の安静とアイシングを行い炎症を抑えます。

運動量、強度、内容などを制限します。また硬い路面や薄いシューズでの運動はやめましょう。足部のアーチ機能向上のためのトレーニングや脛骨に付着する筋肉の柔軟性向上のためにストレッチを行います。

電気治療や超音波治療を行うことで鎮痛や治癒を促すことができます。

 

 


中足骨疲労骨折

【中足骨疲労骨折とは?】

 

中足骨という足の甲の骨の疲労骨折です。ランニングやジャンプ、ストップ動作により

繰り返される負荷が中足骨に加わり骨折します。特に第2.3中足骨に発生しやすいです。第5中足骨の骨折は治りにくく「ジョーンズ骨折」とも呼ばれます。

 

 

【中足骨疲労骨折の症状】

 

初期症状は運動時の痛みで、運動を止めると治まります。進行すると日常生活や安静にしていても痛みがあります。初期には腫れはほとんどなく、レントゲン撮影をしても異常はみられず、2~3週間経つと修復反応がレントゲンで確認できます。

 

 

【中足骨疲労骨折の治療】

 

原因となる運動を休止し患部を安静にすることで自然治癒を促します。基本的には手術を行うことはありませんが、第5中足骨の疲労骨折は難治性で手術を行うことがあります。完治するまで3ヶ月以上かかることもあります。

 

 


シーバー病

【シーバー病とは】

 

踵骨(かかとの骨)の後方に痛みを生じる骨端症です。

踵骨に付着するアキレス腱や足底筋膜がランニングやジャンプ動作で踵骨の軟骨部分を

引っ張ったり、繰り返されるかかとへの衝撃が原因で炎症が起こります。

10歳前後の活発な男子に多く起こり、女子の約2倍の頻度で認められます。偏平足も要因のひとつです。

 

 

【シーバー病の症状】 

 

運動後や朝起きた時のかかとの痛みがあり、急に強く痛むというよりはジーンとするような慢性の痛みが特徴です。アキレス腱、くるぶし周囲にも痛みがでることもあります。

 

 

【シーバー病の治療法】

 

歩行でも痛みがある場合には運動を休止します。運動時のみ痛む場合には運動の頻度や

強度を抑え、できるだけ足を安静に保ちます。硬い地面での運動は避けて靴底が厚いシューズを使用したりヒールパットやインソールを使用してかかとにかかる負担を減らします。運動後にはかかと周囲を冷やして炎症を抑えます。ふくらはぎや足底のストレッチを行いかかとへの負担を減らします。

その他当院では鎮痛や治癒促進に効果がある超音波やハイボルトを用いた治療をしていきます。また足のクッション機能の向上のためのトレーニングなども行います。